♦頂き女子りりちゃん事件の概要・控訴審判決への感想

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2024年9月30日、男性から現金を騙し取った詐欺罪等に問われた「頂き女子りりちゃん」こと本名・渡辺真衣被告（26歳）の控訴審判決が名古屋高裁で下されました。

判決は、4月22日に名古屋地裁で下された懲役９年・罰金800万円より半年刑期の短い、懲役８年６か月・罰金800万円となりました。

裁判長は刑期を短くした理由を「詐取金の使い先であるホストクラブのホストが、被害者に一部を弁済している」と述べました。

「頂き女子りりちゃん」が2023年の流行語大賞候補に選ばれるほど、注目された事件です。

若い女性の闇、ホスト・パパ活の闇をあぶり出す、現代という時代を反映した事件だったため、親世代や同世代の女性から異常なほどの注目を集めました。

2023年8月の逮捕報道で初めて「頂き女子りりちゃん」を知ったという人も多いですが、10代・20代女性の間では「彼女も被害者」と共鳴する動きがありました。特にパパ活女子はそうでしたね。

※パパ活と法律の関係については次の記事をご覧ください。

事件の概要

事件の概要は次の通りです。

さいおんじ

「頂き女子りりちゃん」のマニュアルについては、一部のパパ活女子の間に出回り、「参考になる」「役に立つ」「実践的」などと評判になっていました。その評判を聞いたのは、2022年８月頃だったと記憶しています

「頂き女子りりちゃん」がなぜ若い女性から共感を得ているか

「頂き女子りりちゃん」が若い女性の共感を集めるのは、次の理由があるでしょう。

1. 生い立ち、育った家庭が不幸だったこと（両親の不和、父親の暴力）
2. 居場所がない、孤独という「病み系女子」の典型的な悩みからパパ活や風俗を始めたこと
3. ホストクラブに依存し、ホストに金を要求されていたこと

逮捕後、マスコミに手記を公開していますが、若い女性の琴線に触れる切なさがあるように思いますがいかがでしょうか。演技とみるか、本音とみるかは読み手によって違うでしょう。

「ホストだけは笑わせてくれて、すごく楽しいと感じさせてくれた」

「こんなに楽しい経験、うまれて初めてで幸せだった」

「生きる意味を見つけられたとすごく気持ちが明るくなり、人生が救われた気がした」

「このおかしさに気づいてやめられてたらよかった」

「ごめんなさい。私は狂ってる」

「本当の救いって一体何？それが分かるようになったら、私と同じ境遇の女の子達に本当の救いを教えてあげられる存在になりたい」

「もう誰もキズつけたくない。強く生きられる女性になります」

逮捕時に「逮捕してくれてありがとうございます」と言った「頂き女子りりちゃん」。

2025年現在、「りりちゃんはごくちゅうです」(https://x.com/inu2narenakatta)のアカウント名で、支援者によりX（旧twitter）が運営されていますが、投稿される本人の手記からも、20代の彼女の素顔が垣間見えます。

狂った歌舞伎町の犠牲者とも言える気がしますが、皆さんはどうですか？

なお、「頂き女子りりちゃん」の担当だった新宿・歌舞伎町の元ホスト「狼谷歩」こと田中裕志被告（27歳）も逮捕され、裁判が進められています。

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おとセレ管理人

編集長さいおんじ

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