ポリアモリーの出会いの場はどこ?複数パートナーの注意点も解説!

ポリアモリーとは、当事者全員の合意のもとで複数のパートナーと同時に恋愛関係を築くスタイルのことを指します。
一夫一妻制が主流の社会ではまだまだ珍しいと感じられるかもしれませんが、近年では価値観の多様化により少しずつ認知度が高まりつつあります。
とはいえ、興味を持ちはじめたばかりの方には「どこで複数のパートナーと出会うの?」「合意を広くとるにはどうすれば?」など、さまざまな疑問が生まれがちです。
本記事では、ポリアモリーの基本的な特徴から、具体的な出会いの方法、そして複数のパートナーを持つ際に意識したい注意点まで詳しく解説していきます。
ポリアモリーの特徴と魅力
ポリアモリーとは、英語で「Polyamory」と書き、ギリシャ語の「Poly(複数)」と「Amore(愛)」を融合させた造語で、日本語では「複数愛」などと表現されます。
すべての関係者が合意のもと同時に複数のパートナーとの恋愛関係を楽しむ考え方を指します。
ここには「配偶者」「恋人」「パートナー」という枠組みの差をつけない、もしくはつける場合でも全員が納得しているという前提が必須です。
パパ活との大きな違いとしては、金銭的支援やお手当が主目的となるわけではなく、恋愛感情や精神的なつながりを重視する点です。
パパとの関係を複数持つこと自体は、あくまで「パパ活女子」が自身の稼ぎやライフスタイルを充実させるための手段となりがちです。
しかしポリアモリーでは、すべての人との心からの結びつきを大切にしようとする姿勢が基本にあるのです。
全員が合意しているかどうか
ポリアモリーでは、たとえば既婚者であっても配偶者含む関係者全員にきちんと状況を伝え、それぞれが了承する状態を作ってから新しいパートナーとの交際を始めます。
これは浮気や不倫との大きな相違点であり、道徳的・倫理的な問題が生じにくい理由でもあります。
ただし、社会的にはまだ誤解される場面もあるため、プライバシー管理やコミュニケーションは丁寧に行うことが大切です。
恋愛観や価値観の多様性
恋愛にはさまざまな形があります。
パパ活女子が複数のパパを持つ場合もあれば、伝統的な一対一の恋人同士のみを望むこともあるでしょう。
ポリアモリーでは自身の恋愛観だけでなく、相手や周囲の恋愛観をも尊重し、「自分は複数愛にしっくりくる」と感じればそのスタイルを選択していきます。
こうした個人の選択が認められる社会に近づきつつあるからこそ、ポリアモリーに興味をもつ人が増えているのです。
ポリアモリーの出会いの場
それでは複数交際を前提としたポリアモリーのパートナーに出会うにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、いくつかの代表的な方法をメリットとデメリットを含めてご紹介していきます。
パパ活女子がメインに使うマッチングアプリでも、条件を整えることでポリアモリーに適した相手を探し出せる場合がありますので、ぜひ参考にしてください。
1. マッチングアプリ
近年、恋活や婚活だけでなく「既婚者同士の気軽な出会い」など、多種多様なコンセプトをもつマッチングアプリが登場しています。
既婚者向けや大人の関係を前提にしたアプリも増えており、ポリアモリーの価値観を受け入れてくれる相手に出会いやすいというメリットがあります。
一般的なマッチングアプリはプロフィール登録時に「未婚」「既婚」の選択を求められるため、既婚のまま登録できないアプリもあります。
そういった場では正直に事情を説明しないと退会対象になるかもしれません。
一方、セカンドパートナーを容認している既婚者向けアプリやカップル向けアプリなら確実に利用できる可能性が高いでしょう。
ただし、オンライン上のやりとりでは相手の情報が確実とは限りません。
パパ活の場合、「細パパ」や「太パパ」を見極める際のように、きちんとプロフィール設定や会話内容を吟味しながら、慎重に相手を見極める姿勢を忘れないようにしましょう。
相手の合意や考え方が曖昧なときは、一度落ち着いて連絡を取り合うことが重要です。
セカンドパートナーや既婚者専用のマッチングアプリについて詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

ポリアモリーにおすすめのマッチングサービス3選
ここからは、ポリアモリーや複数パートナー志向の方に活用されているサービスを3つご紹介します。
いずれも「複数のパートナー関係」に理解がある人が登録していたり、そもそも既婚者向けに設計されていたりするため、ポリアモリーの出会いの場として役立ちやすいでしょう。
①ヒールメイト

大人の恋愛を応援するというスタンスで、既婚者・バツあり問わず多彩な人が集まるサービスです。
比較的新しい概念のポリアモリーにも好意的で、プロフィールで自身の恋愛スタイルを表明しやすい仕様になっています。
安全対策として気になる身バレリスクも比較的低い印象です。

②既婚者クラブ

その名の通り、既婚者同士の大人の交流をサポートする場です。
実はポリアモリー志向の会員も存在しており、パートナーを持ちながら他の人と新たな関係を築きたい方に好評です。

③ラブアン
パパ活業界でもよく知られているマッチングサービスです。
こちらも、既婚者でも利用の制限がないため、大人の関係を前提としたやりとりが多いのが特徴です。
ポリアモリーであることをプロフィールやメッセージでオープンに伝えれば、スムーズに相手を探せる可能性が高いでしょう。

2. イベント・交流会
特定のコミュニティが主催するポリアモリー向けイベントや交流会では、最初から「複数パートナー制」を前提とした話題が展開されるので、安心してディスカッションや雑談ができます。
パパ活でいう「オフ会」や「交流パーティー」に近いイメージかもしれませんが、金銭的支援を前提にしているわけではなく、あくまで価値観の共有にフォーカスしています。
ただし、こうしたポリアモリー系のイベントは都市部での開催が多いのが現状です。地方在住の方にとっては距離的なハードルが高いかもしれません。
日程や交通費の面で無理があるなら、オンラインでのイベントや交流会がないかを探してみるとよいでしょう。
3. SNS
XやInstagram、Facebookのコミュニティなどで「ポリアモリー」「複数恋愛」などのハッシュタグを探してみるのも一つの手段です。
パパ活女子がSNSを利用する感覚に近く、投稿やプロフィールで互いのスタンスを確認できます。
お手当に依存しない新たな恋愛観を広げる人も多く、直接的にやりとりを始める前に相手の投稿をフォローして、人柄を少しずつ確認できる点はメリットでしょう。
一方で、SNSは誰でもアカウントを作れるため、身分証明が不要なケースが大半です。
パパ活であっても詐欺や勧誘を警戒するように、ポリアモリーの場合でも相手が本当に合意ベースの複数交際を理解しているのかどうか、よく確認する必要があります。
オンライン上だけでは正体を掴みにくいので、焦らず慎重にコミュニケーションをとることを心がけください。
4. バー
一般的に知られている出会いの場として「バー」が挙げられますが、ポリアモリーを前提として仲間を見つけるには少しハードルが高めです。
とはいえ、パパ活の経験があり、男性とフランクに会話することに慣れている女性にとっては、バーでのナチュラルな出会いが性に合うこともあるでしょう。
お酒を介してリラックスした雰囲気になれるため、初対面でも話が弾みやすいのがメリットです。
しかし、バーに通う費用が負担になる場合や、お酒の勢いで深い話をしすぎてしまうリスクも考えられます。
ポリアモリーの繊細な話題は、信頼できる相手かどうかを見極めてからが理想的です。
5. オンラインコミュニティやオフ会
ポリアモリーに興味を持つ人が集まるオンラインコミュニティでは、SNSとは違い、ある程度「ポリアモリー」としてのテーマを共通認識として集まるため、最初から価値観が合いやすい傾向があります。
テキストチャットや音声通話などでやりとりができるので、人見知りの方でも参加しやすいかもしれません。
複数パートナーを持つ際の注意点
ポリアモリーの特徴は、全員が合意して複数パートナーと関係を築く点にあります。
しかし、いざ複数交際を進めるとなると、嫉妬やコミュニケーションのすれ違いなどさまざまな課題が出てくることも多いです。
以下では複数パートナーを持つ際に押さえておきたい注意点を挙げます。
ポリアモリーであることを最初に伝える
新しい相手が見つかっても、まずは自分がポリアモリーであること、そしてこの関係を続けるにあたって事前に説明しておきたいことがある旨をしっかり伝えましょう。
パパ活女子がパパを探すとき、最初に「大人の関係は希望するのか」「お手当の条件はどうか」を確認するように、ポリアモリーにおいては「複数交際のスタンス」を伝えることが大事です。
相手がそのスタンスに本当に賛同できるか見極めてください。
相手のパートナーに同意をとる
すでにパートナーを持つ相手と関係を築きたい場合、その相手のパートナーからも合意を得る必要があります。
これはポリアモリーの核心であり、必ずクリアしなければならないステップです。
決して隠れて関係を持つのではなく、全員が納得していなければポリアモリーとは呼べません。
相手のスタンスを否定しない
複数恋愛を受け入れる人でも、すべての考え方が同じとは限りません。
パパ活でも「太パパを優先したい」「細パパにも目を向けたい」など意見やニーズの違いがあるように、ポリアモリーにおいても恋愛観や優先度の差が出てくる場合があります。
互いに尊重しあい、相手のスタンスを頭ごなしに否定しないよう心がけましょう。
嫉妬やトラブルへの対処
ポリアモリーだからといって、嫉妬をしないわけではありません。
大切なのはその嫉妬心を自分自身で認め、パートナーたちと率直に共有しながら解決策を模索することです。
パパ活で「もっとお手当を増やしてほしい」など、条件面に関する不満が溜まってくるのと同様に、ポリアモリーでも精神的な不満が蓄積されることがあります。
遠慮せず、しっかり言葉にして伝えることで、関係修復への糸口を見つけやすくなります。
まとめ
ここまで、ポリアモリーの特徴から具体的な出会いの場、そして複数パートナーを持つ際の注意点について解説してきました。
パパ活女子が「恋愛観を見直したい」「複数のパパとの関係に罪悪感を持っていたけど、実はポリアモリーかも?」と気づくケースもあるかもしれません。
複数交際のスタイルに興味があるなら、まずは今回ご紹介した情報を参考にしながら、どんな環境が自分に合うのかを検討してみてください。
- ポリアモリーは全員の合意で複数パートナーと恋愛関係を築くスタイル
- 出会いの場としては、マッチングアプリやイベント、SNS、オンラインコミュニティなどがある
- 複数パートナーを持つには合意やコミュニケーションが極めて重要
- おすすめサービスとしてはヒールメイト・既婚者クラブ・ラブアンなどが挙げられる
- 自身の恋愛観やパートナーの理解を踏まえて選択することが大切
もし複数の交際関係をポジティブに続けたいなら、一度勇気を出してマッチングアプリなどを試してみましょう。
パパ活の経験がある方も、ポリアモリーの理論を学ぶことでよりオープンなコミュニケーションの取り方が身につくかもしれません。
ぜひ、自分に合った方法を使って、新たな出会いを探してみてください。


