20代の処女率・童貞率は?未経験アラサーの割合が増えた理由を考える

「周りはみんな経験済みなのに…」なんて焦ったことはありませんか?
実は最近、20代の処女率・童貞率は意外と高め。
さらにアラサーになっても未経験という男女が増えていると言われています。
恋愛離れ?それとも出会いの形が変わったから?
理由はいろいろありますが、未経験であること自体はもう珍しくない時代になりつつあるんです。
この記事では、20代の性経験データからアラサー未経験が増えている背景まで、リアルな実態を分かりやすく解説していきます。
20代の処女率は37.0%

日本人の性に関する大規模調査「【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2024」によると、20代女性の37.0%が処女であることが判明!
つまり、3人に1人以上が「まだ未経験」という結果になっています。
年代別に見ると、30代で約22%、40代で約12%と年齢が上がるごとに割合は下がりますが、それでも「アラサーになっても未経験」という人は一定数いるのが現状です。
かつては「20代で経験するのが当たり前」といった風潮が強かったものの、今は恋愛観やライフスタイルの多様化によって、未経験であることが珍しくなくなってきています。
日本における女性の地位向上と家族計画の普及に長年努めてきた日本家族計画協会と、コンドームメーカーのジェックス株式会社が共同で3~4年に1回実施するアンケート調査です。
既婚者も含む日本人の性行動や性に関する意識などが詳しく調査され、前回の2020年調査では、夫婦を含むカップルのセックスレス割合、浮気・不倫率の上昇が注目されました(セックスレス夫婦51.9%、浮気・不倫率:男性67.9%、46.3%)。
20代の童貞率は51.7%と処女率よりも高め

20代男性の童貞率は51.7%。
半数以上が「未経験」という結果で、20代女性の処女率(37.0%)よりも高い数値となっています。
年代別に見ると、30代は22.5%、40代は19.2%と下がっていきますが、やはり20代の高さが際立ちます。
かつては「大学生や20代前半で経験するのが普通」と思われがちでしたが、現代では恋愛や結婚への意識が変化し、男性も未経験のまま社会人になるケースが増えていることが分かります。
2020年と比較して処女率・童貞率は10%も増加
2020年も同様の調査項目があったのですが、比較するとたった4年間にもかかわらず、20代男性・女性ともに10%も高くなっています。
20代の性交渉の未経験率は上昇傾向にはあったのですが2020→2024の上昇は急です。
この間、何があったかといえばコロナ禍です。
もともと交際相手がいない男女が増えており、性交渉の経験率も下がっていたのですが、コロナにより拍車がかかったと言えそうです。
「男女共より奥手になった」と言えるでしょう。
また「男女交際もセックスも面倒くさいと考える若い人が増えた」とも言えそうです。
セックスを経験しないで20歳を迎える「ヤラハタ」、25歳で処女の「クリスマス」がバカにされた20年以上前の時代からは考えられない変化です。
20代処女・童貞の割合が増えた理由は?
出会う機会が減ったから
社会人になると、学生時代みたいに自然な出会いはぐっと減ります。
飲み会や合コンの数も少なくなり、仕事と家の往復で一日が終わる人も多いでしょう。
オンラインでつながれる分、リアルでの恋愛のきっかけは以前よりつかみにくくなっています。
時間とお金の制約
恋愛って意外とお金も時間もかかるもの。
デート代やプレゼント代に加えて、休日に出かける体力も必要です。
仕事で疲れていると、恋愛を優先する余裕が持てなくなりがち。
こうした状況が、未経験のまま過ごす人を増やしています。
恋愛そのものが“面倒”になってるから
LINEの返信やデートの予定調整など、恋愛は思った以上にエネルギーが必要です。
「自由な時間を大事にしたい」「人間関係で消耗したくない」と感じる人が増え、あえて恋愛に踏み出さない選択をするケースも目立ちます。
性欲の解消が手軽にできるようになった
アダルト動画やグッズが身近になったことで、「誰かと関係を持たなくても満たされる」環境が整いました。
セルフで完結できる選択肢が多いからこそ、あえてリスクや手間のある恋愛に踏み込まない人もいるのです。
一人で楽しめる趣味が増えたから
動画配信やゲーム、SNSなど、ひとりでも充実できる娯楽が増えました。
昔は「暇だから恋人を探そう」と思う人も多かったですが、今はスマホ一つで時間が埋まってしまいます。
推し活や趣味に没頭していると、恋愛が後回しになりやすく、「無理に彼氏・彼女を作らなくても満たされている」という人も少なくありません。
まとめ
20代の処女率・童貞率は思った以上に高く、アラサーになっても未経験の人は珍しくありません。
背景には、出会いの機会が減ったことや、仕事やお金の余裕のなさ、恋愛そのものを面倒に感じる価値観の広がりがあります。
さらに、性欲を一人で解消できる環境や、趣味や推し活が恋愛の代わりになることも要因のひとつ。
つまり「未経験だからおかしい」という時代ではなくなっているということ。
恋愛や性に踏み出すタイミングは人それぞれであり、無理に急ぐ必要はありません。
自分に合ったペースで、人とのつながりを楽しんでいけば大丈夫です。